お正月に義実家や実家へ帰省するという方も
多いですよね。
その際にお年賀として手土産を持っていくかと
思いますが、お年賀ののしについて
「実はあまりよく知らない…」
ということも少なくないと思います。
できればスマートに、失礼なく渡せるよう
準備しておきたいものですよね。
今日はお正月のお年賀につけるのしの書き方や
短冊のしを貼る場所、喪中の場合の対応などを
まとめました。
のしとお年賀について
まずはお年賀とのしについての基礎知識を
簡単にまとめています。
お年賀とのしの基礎知識
お年賀とは、新年の挨拶の際に日頃の感謝の気持ちを
伝えるためにお渡しするギフトのことです。
1月1日~3日の間に手渡しするのが
正式とされていますが、遅くとも松の内と呼ばれる
1月6、7日頃(地方により異なる)までに訪問をして
手渡しをすることが習わしとなっています。
のしとは、おめでたい事や祝い事への贈答品に添える
飾りのことです。
もともとは、のしアワビの一片をを紅白の紙に
包むところから発展して現在の形になったそう。
現在では簡略化されて上記のような紙で表現したり
印刷で表されることが殆どです。
のしの付いた袋や紙を
・のし袋
・のし紙
といいます。
のし紙やのし袋には目的別に
その場に沿った表書きを書きます。
お正月の手土産にも「お年賀」と書いた
のし紙をつけるのが一般的です。
お年賀ののしの書き方は?
お年賀ののしの一般的な書き方は
このようになります。
表書きは「御年賀」もしくは「御年始」と書きます。
義実家や親へののしには名前を入れる?
これには色々なパターンがあるようです。
・夫の姓名を入れる
・夫婦の下の名前を連名で入れる
・何も書かない
渡す相手との距離感などにもよるので
どれが正解かというのは一概には言えません。
ですが、何も書かないよりは名前を入れたほうが
正式な印象となるので、迷うようであれば
入れておいた方がいいかと思います。
夫婦連名での書き方は?
夫婦で連名とする場合は下記の図のように
上位者(一般的には夫)の名前を右に
書き、妻は下の名前を左側に書きます。
短冊のしの書き方と貼る位置
御年賀へ付けるのしとして、短冊状になった細長い
短冊のしを使うこともできます。
簡易的なものではありますが
特に失礼にあたるわけではありませんので
問題なく使えます。
この場合も表書きには「御年賀」と書き、
水引の下には名前を書くのが基本です。
ただ、短冊のしは幅が狭いので
書ききれない場合にはのし紙にするか
あるいは記入しない場合もあります。
短冊のしを貼る場所
短冊のしは贈るギフトの正面右上に貼り付けます。
水分のあるノリではなく両面テープなどを使うと
きれいに貼り付けることができます。
http://groovynuts.shop-pro.jp/?tid=8&mode=f19
短冊がはみ出てしまうのは見た目がよくないので
その場合には上下の余白を切るなどして
長さを合わせましょう。
喪中の場合、お年賀は?
喪中には
「お祝い事を控える」という習慣があります。
そのため、お祝いの意味を持つ年賀状や
お年賀を贈ることはタブーとされています。
しかし、喪中だとしてもお正月三が日に
実家や義実家への帰省は当たり前にあること。
(というかそこしか休みがない)
その際、喪中だからといって帰省する時に
何も持って行かないのは
礼儀をわきまえているようでそうでないような
気がしてしまいますよね。
こういった場合にはお年賀ののし無しに
普通の手土産としてお渡しするのがスマートです。
帰省しない場合には?
帰省して直接顔を出す場合には上記のような
手土産として渡すという対応をしますが、
帰省しない場合もあるかと思います。
その場合には松の内の期間を避けて
「寒中見舞い」として贈るのが一般的です。
まとめ
以上、お年賀とのしについてでした。
お年賀でののしの書き方や貼り方
喪中の際の対応について
少しでも疑問を解消できたら幸いです。
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